玄関マットの色を選ぶとき、なんとなくで決めていないでしょうか。玄関は、家に帰ってきて最初に足をつける場所であり、外から人を迎える最初の場所でもあります。風水の考え方では、玄関を「家の顔」「気の入り口」とする見立てが古くから伝えられています。今日は、玄関マットの色にまつわる言い伝えを、天啓の防壁がご紹介します。
玄関は「家の顔」という考え方
風水では、良い気は玄関から入り、家全体に巡っていくとされています。そのため、玄関を明るく清潔に保つことが大切にされてきました。靴を脱いだり履いたりする短い時間ですが、そこで目にする色や香りが、家に帰ってきた安堵感や、出かける前の気持ちの切り替えに影響すると考える方もいます。玄関マットは、外からの汚れを室内に持ち込まないという実用的な役割とあわせて、この「気の入り口」を彩る小さな装いとしても扱われてきたようです。
方角によって、良いとされる色が異なる
玄関がどの方角を向いているかによって、相性の良い色が異なるという考え方があります。
- 東向きの玄関――若々しい発展の気を呼ぶとされ、青や緑系の色との相性が良いとされます。
- 南向きの玄関――華やかな気が強い方角とされ、赤を強くしすぎず、黄緑や生成り系の色でバランスを整えるとよいとされます。
- 西向きの玄関――金運に関わる気を呼ぶとされ、白や黄色系の色が良いとされます。
- 北向きの玄関――やや冷えやすい気とされ、ベージュや黄色系など、暖色寄りの色で足元をあたためるとよいとされます。
暮らしやすさとのバランスも大切に
色にまつわる言い伝えは楽しみのひとつですが、玄関マットは毎日足を乗せる実用品でもあります。土や砂の汚れが目立ちにくい色かどうか、洗いやすい素材かどうかも、選ぶうえで欠かせない視点です。言い伝えに沿った色の中から、暮らしに馴染む一枚を探してみるくらいの気持ちで選ぶのがよさそうです。
マットはこまめに払ったり洗ったりして、清潔に保つことも忘れずにいたいところです。色だけでなく、靴を綺麗に並べる、傘立てを整える、といった小さな心がけも、玄関全体を明るく整えることにつながります。それが、この言い伝えの本来の意味に近いのかもしれません。
今日、玄関に立ったら、まずは足元のマットから整えてみてください。色にまつわる言い伝えを心の片隅に置きながら、足元から暮らしを整えていくのも、心地よい習慣のひとつになりそうです。