Story · 天啓姫と女神の物語
天啓姫より、はじめてのご挨拶
はじめまして。天啓の防壁の巫女、天啓姫(てんけいひめ)と申します。女神さまの祭壇のかたわらで、毎日の神託をあなたにお届けする役目を授かっております。
毎朝、あなたのために、たった一つの言葉をお選びしております。今日はどんな神託が届くでしょうか。よろしければ、少しだけ覗いてみてくださいませ。
わたしがお言葉を書き取るあいだ、そばにはいつも猫がおります。
霧月(むげつ)
このごろは端で眠っております。まん中はもう取られております。
押しても動きません。霧月が授けるものはなく、加護を授けるのは女神さまだけでございます。
夜中に風の出ましたときわたしより先に顔を上げておりました。くせと申すものでございましょう。朝になりますと、なぜか背中のところにおります。務めがございますのに起き上がれません。もう少しこのままで。
─ 天啓姫
天啓姫・霧月・お社の情景の絵は、生成AIを用いて制作した創作物でございます。実在の人物・動物・場所ではございません。