手帳が10月のページへ変わると、開業や契約、習いごとの初日など「良い日を選んで始めたい」ことが増える方も多いのではないでしょうか。10月は一粒万倍日が5回、そして年に数回しかめぐらない天赦日が1回――しかも月のはじめに重なって訪れる、吉日の多い月です。今日は2026年10月の吉日をひとつのカレンダーにまとめ、それぞれの日の過ごし方をご紹介します。
2026年10月の吉日一覧
まずは10月にめぐってくる吉日を、日付の順に並べてみます。同じ日に複数の吉日が重なるところには、あわせてその旨を添えました。
- 10月1日(木)――天赦日と一粒万倍日が重なる日。2026年のうちで、この二つが同じ日にめぐるのは4回だけです。
- 10月7日(水)――寅の日
- 10月8日(木)――寒露(かんろ)。二十四節気の入り日です。
- 10月10日(土)――巳の日
- 10月11日(日)――一粒万倍日
- 10月14日(水)――一粒万倍日
- 10月17日(土)――甲子(きのえね)の日
- 10月19日(月)――寅の日
- 10月22日(木)――巳の日
- 10月23日(金)――一粒万倍日と霜降(そうこう、二十四節気の入り日)が重なる日。十三夜にもあたります。
- 10月26日(月)――一粒万倍日
- 10月31日(土)――寅の日
数えてみると、10月の一粒万倍日は5回。月はじめの1日は天赦日と重なり、月なかばの23日は節気の変わり目と十三夜が重なる――一年のうちでも、吉日が寄り合う賑やかな月と言えそうです。
天赦日と一粒万倍日、おさらい
一粒万倍日は「一粒の籾が万倍に実る」という言い伝えから、小さな始まりを育てる日とされてきました。天赦日は「天がすべての罪を赦す日」と書き、暦の上で最上の吉日とされる、年に数回だけの希少な日です。由来や、この二つを重ねて使うときの心得は、一粒万倍日と天赦日 ― 六曜だけではない吉日の暦で詳しくご紹介しています。
寅の日・巳の日・甲子の日、それぞれの言い伝え
10月は寅の日が3回、巳の日が2回とよくめぐる月です。寅は「千里を往って千里を還る」と言われる生きものであることから、寅の日は出かけたものが戻る日として親しまれてきました。巳の日の蛇は、七福神の弁財天と縁が深いとされ、金運にまつわる願いごとと結びつけられています。10月17日の甲子の日は、大黒天と縁の深い日とされ、商いの始まりや、開運を願う「甲子待ち」という古い風習が伝えられています。
寒露と霜降 ― 秋が深まる二つの節気
10月には、二十四節気の「寒露」(8日)と「霜降」(23日)の入り日があります。露が冷えて霜に変わろうかという、秋がいよいよ深まっていく時季の名です。二十四節気そのものの成り立ちや、暮らしへの取り入れ方は二十四節気と暮らす ― 季節の変わり目を味方にするでご紹介しています。
十三夜のお月見も、この月に
10月23日は一粒万倍日と霜降が重なるだけでなく、十三夜のお月見にあたる日でもあります。十五夜に次いで美しいとされる月を眺める、日本ならではの月見の作法は、十五夜はいつ? ― 2026年の中秋の名月と、お月見の支度でご案内しています。
吉日との、上手な付き合い方
吉日はこれほど並べてみると数が多く、すべてを気にし始めるとかえって窮屈になってしまいます。大切なのは、暦を行動の決まりごとにしないことです。財布を新調したい、契約書に判を押したい、新しいことを始めたい――そんな折に、10月ならこの日、と背中をひと押ししてくれる目安として、軽やかに借りていただくのがちょうど良い付き合い方だと思います。
今日という日を、暦とあわせて
当サイトの日々の栞では、今日の月相と季節のことばを、入力もログインも不要で毎日お届けしています。吉日カレンダーで月の流れを先に眺めつつ、その日その日は栞と一日一度の神託で確かめる――そんな使い方をしていただけたら嬉しく思います。