一枚のカードを引く、それだけで心にそっと寄り添ってくれる占いの道具があります。「オラクルカード」と呼ばれるこのカードは、タロットのような細かな構成のルールを持たず、直感的なメッセージを受け取るための道具として、近年少しずつ親しまれるようになってきました。今日は、オラクルカードとはどのようなものか、タロットとの違いとあわせて天啓の防壁がご紹介します。
決まった枚数を持たないカード
タロットが78枚・大アルカナ22枚と小アルカナ56枚という体系的な構成を持つのに対し、オラクルカードには決まった枚数や構成の決まりがありません。作り手によって枚数もモチーフも自由に設計されており、天使や動物、花、女神といったテーマに沿ったシリーズが数多く作られています。この自由度の高さが、オラクルカードのもう一つの特徴です。
1970年代ごろに生まれたとされる、新しい占いの道具
オラクルカードは、タロットに比べると歴史の浅い占いの道具です。1970年代ごろに原型となるカードが登場し、1990年代にかけて、今のような一枚ごとに短いメッセージが添えられた形へと育っていったとされています。日本では2000年代に入ってから広く親しまれるようになり、今では数百種類ものオラクルカードが出版されているといわれています。
体系を読み解くタロット、言葉を受け取るオラクルカード
タロットは、カードごとに意味づけられた体系を学び、その組み合わせを読み解いていく占術です。一方でオラクルカードは、カードに添えられた短いメッセージやイラストを、直感的に受け取ることを大切にする道具とされています。どちらが優れているというものではなく、体系立てて読み解く楽しみと、直感で受け取る楽しみという、それぞれ異なる魅力を持つ道具といえるでしょう。
はじめの一枚の引き方
オラクルカードを初めて手にしたときは、難しく考える必要はありません。心の中で今日一日のことを思い浮かべながら、直感で一枚を引いてみる。まずはそこから始めてみましょう。添えられたメッセージを読んで、今の自分の状況に重ねてみる。その積み重ねが、カードとの付き合い方を少しずつ育てていってくれるはずです。
どの一枚を引くか、そしてその言葉をどう受け取るかは、最終的にはあなた自身に委ねられています。決まったルールがないからこそ、オラクルカードは、その日その時の自分と静かに向き合うための、自由な余白を残してくれる道具なのかもしれません。