手相占いは、右手と左手、いったいどちらを見るのが正しいのでしょうか。結論から言えば、この問いに唯一の正解はなく、まずは両方の手を見比べてみることをおすすめします。とはいえ、なぜ「どちらか」という疑問がこれほど繰り返し聞かれるのか、その背景にある諸説を知っておくと、手のひらを眺める時間がもう少し豊かになります。今日は、この一点の疑問に絞って、よく言われる理由と楽しみ方を天啓の防壁がご紹介します。
結論 ― 諸説あるが、まず両手を見比べるところから
手相の見方には複数の流派・伝え方があり、右手と左手のどちらを重視するかについても、ひとつに定まった決まりはないとされています。手相の見方入門でも触れているとおり、基本の三線を眺めるだけでも、右手と左手ではしばしば線の形が違って見えるものです。どちらか一方だけを正解として選び取ろうとするより、まず両方の手のひらをそっと広げて、その違い自体を見比べてみることから始めるのが、いちばん実り多い向き合い方だと言えるでしょう。
よく言われる二つの見立てとその由来
右手と左手のどちらを見るかについては、大きく分けて二つの見立てが語られています。ひとつは、右手にはこれまでの積み重ねが刻まれ、左手には生まれながらの気質が宿る、という考え方です。もうひとつ、西洋の手相術(カイロマンシー)に伝わるのが、利き手とそうでない手で区別する見立てです。日常でよく使うほうの「能動の手」には自分が選び取ってきた生き方が、あまり使わないほうの「受動の手」には潜在的な性質や可能性が刻まれる、という考え方で、右利きか左利きかによって、どちらの手が「現在」を映すかが入れ替わる点が、最初にご紹介した見立てとの大きな違いです。どちらの見立てにも共通しているのは、二つの手のひらを、変わらないものと変わっていくものの対として捉えている、という点です。
一方の手だけで決めつけない、という楽しみ方
どちらの見立てを採るにしても、大切なのは一方の手だけで結論を急がないことです。右手と左手、それぞれの線の形を見比べて、同じところ、違うところを探してみる。生まれ持った資質と、これまで積み重ねてきたものの両方に目を向けられるのは、手相ならではの楽しみ方です。決めつけようとせず、両方の手のひらを、あなたという一冊の本の見開きのページのように見比べてみてください。